昔の絵

すみません、一度やってみたかっただけです。

はじめは入母屋に唐破風をつけたかぶりものを描いてみたんですが、
兜にしか見えないので名古屋市役所・神奈川県庁風の記号化された和風屋根に変えました。
躯体はとりあえず煉瓦パターンでお茶を濁していますが、
新古典様式を表現するアクセサリーでも欲しいところです。
機能を失って頭に載ったかぶりものといい、キッチュ性といい、 帝冠様式ほどコスプレに相応しい建築様式は存在しないのではないでしょうか (って聞かれても困るか……)
設定としては
建築家のお父さんと宮大工の棟梁の娘のお母さんの間に生まれた冠子ちゃん (設定 10歳)。しかしお父さんは、ポストモダン建築のあるべき姿は、 近代の超克とはなんぞや、 というアレな苦悩の果てに娘に怪しげなかぶりものを押しつけるに至りました。 愛想をつかしたお母さんは実家に帰ってしまいます。 これではいけないと決意したお父さんは、 真の建築を求めてアメリカ留学に出発します。 戸惑いながらもお父さんについてゆく冠子ちゃん。 見知らぬ街で待ち受ける新たな試練とは。 次回、『敵か味方か!? 急勾配のリチャードソニアンロマネスク!!』というくらいでどうでしょう (だから聞いても……)
