NetBSD on Cobalt Qube

 Cobalt Qube 上の NetBSD についての情報をまとめておきます。
 私が使っているのは Qube2 なので、Qube3 だとたぶん参考にならないです。

とりあえず stable をインストール

 AZURE さんの i386 マシンを利用した NetBSD/Cobalt の導入 を参照して下さい。i386 マシン側は Linux でも NetBSD でも OK です (私は NetBSD で 1.5.1 を入れました)。

NetBSD-current

 今の 1.6M では、/usr/src/UPDATING に書いてある一般情報に従う程度で普通にセルフで make build できます。

ALTQ

 1.6 以降の NetBSD では ALTQ が使えます。標準カーネルには組み込まれていませんが、 sys/arch/cobalt/conf/majors.cobaltetc/etc.cobalt/MAKEDEValtq がらみの記述を入れて、config ファイルの optionsALTQALTQ_WFQ を指定するだけであっさり動きました。
 WFQ が一番設定が簡単でなおかつ非対称リンクに利きそうなので
interface tlp1 bandwidth 128000 wfq
という /etc/altq.conf にしてみたところ、 アップリンクが埋まるほどのアップロードトラフィックがあっても POP や HTTP がすかすか降りて来るようになりました。 接続先ホストさえ別なら別のキューに入るので、結果的にダウンロードへの ACK が優先されるようです。
 ADSL や CATV などの非対称リンクでお悩みの方はぜひお試し下さい。

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YOSHIDA Hideki
Last modified: Fri Jan 24 22:54:46 JST 2003