伊藤さんの LXDC の紹介

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こっちのページで述べた通り、記 録枚数の少ない DC-20/ES-1000 をパームトップ PC HP200LX につなげてデー タを転送し、メモリカードホルダ代わりに使おうという 伊藤栄一郎さん作のソフトが LXDC です。 ソフトはここのページ で配布されています。


LXDC の概要

LXDC の通常の使い方は以下の通りです:
  1. LX を DC/ES とつなぎ、LXDC をカメラモードにして LX に画像を転送する。
  2. 必要なら LXDC をローカルモードにして LX 上の別ファイルに画像を保存する。
  3. LX と PC/Mac をつなぎ、DC/ES の 付属ソフトを起動してサーバーモード にした LXDC から画像を転送する。
このほか、ES-1000 の付属ソフトがサポートしている CMT ファイルという ES-1000 の内部形式でファイルを保存することもできます。この方法だと以下 のような手順になります:
  1. LX を ES-1000 とつなぎ、LXDC をカメラモードにして LX に画像 を転送する。
  2. CMT ファイルに画像を保存し、フラッシュカードなどで PC/Mac に転送する。
  3. Windows/Mac 上の ES-1000 の 付属ソフトから CMT ファイルを読み込ん で画像を生成する。
PC/Mac に PC カードスロットがあればこちらの方法の方が速くて便利です。
残念ながら DC-20 では付属ソフトには CMT ファイルを読み込む機能はないた めこの方法は使えないようです。

LXDC 用ケーブルの作り方

周知の通り LX のシリアルポートは特殊なので ES-1000/DC-20 付属のケーブ ルはそのままでは LX にはつながりません。LXDC を使うには以下の三つの方 法のどれかで専用ケーブルを作る必要があります。

1. DC/ES←→LX 直結ケーブルを作る方法


50cm の直結ケーブル
好きな長さのケーブルが作れるので使い勝手はこの方法が一番です。
数十cm くらいの長さにすると喫茶店などでもそれほど不審に思われずに画像 の転送ができます (^^;)。

問題は LX のシリアルポートに合うコネクタが非常に入手しにくいことです。 私は思い余って純正の HP F1015A ケーブル (TWOTOP で 2,380円) を切断しま した (^^;)。この場合、F1015A を切ると出てくる色のついた線を

    (SG)黄 ピンク(RD)
┏━━━━┓↓  ↓
┃    ┠─┬┬─┐
┃    ┠─┴┴─┘
┗━━━━┛  ↑
        茶(SD)
のようにステレオミニプラグに接続すればいいようです。F1015A ではCD・DR・ RS・CS とが短絡されていますが、LXDC では今のところこの短絡なしで動いて います。

ノイズフィルタはどのくらい効くのかわかりませんが、とりあえずケーブルが 抜き差しのときに持ちやすくなるという効果はあります :-)

2. DSUB 9ピンオス←→ステレオミニプラグのケーブルを作る方法

HP 純正の F1015A ケーブル (DSUB 9ピンメス←→LX) と接続して使います。 部品が入手しやすい上、安上がりな方法です。

伊藤さんの DC-20 解析日記に書かれているのでそちらを読んで下さい。 ケーブルの写 真もここにあります。

3. DSUB 9ピンクロスのアダプタを使う方法

出来合いのものを組み合わせて工作なしで済ませる方法です。コネクティビティ パックを持っている人はまずこれを試しましょう。

要は ES/DC の付属ケーブルと F1015A ケーブルがつながればいいわけですか ら、両側が DSUB 9ピンオスになっているクロス接続 (ヌルモデムともいいま す) のアダプタを使えばそれを使って二つのケーブルが接続できます。

ただし、二つの長いケーブルをそのまま使うので全長がかなり長くなってしま うのが欠点です。

DSUB 9ピンクロスのアダプタは LX 用のコネクティビティパック (HP F1021A) やコネクタ・アダプタキット (HP F1023A) に入っています。"U.S. PAT: 5190481" などと書かれている単なるジェンダーチェンジャはストレート接続 なので使えません。


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