スプリンクラーにかかる虹の向こうへ ―― 近代性の涯での調理実習記

僕としては、
古典に通ずる途は
近代性の涯と信ずる処まで歩いて
拓けた様に思ふのです
―― 小林秀雄

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2002/7/8

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英之「ようやくだいたい片付いたがまだ開いていない段ボールが少しあるな」
冠子「また開かないままになるのかな……」
英之「死ぬまで開かない段ボールというか、死んだときに開けてほしくない段ボールというか」
冠子「うわ」
英之「死期を悟ったら、館に火を放って己と己の業とを劫火の中に燃やし尽くす、というのが美しいけれど」
冠子「保険会社の人が読んでたら掛金が上がりそうだよう」
英之「集合住宅でそれをやると近所迷惑だな」
冠子「迷惑とかそういうレベルの問題じゃ……」

YASUDA Hideyuki
Last modified: Thu Aug 15 21:58:58 JST 2002